沢山の絵本の思い出の中で唯一題名を思い出せなかった本が
この「よかったねネッドくん」
大人になって偶然に本屋で見つけたときは本当におどろきました。
ある日、ニューヨークに住むネッドくんにパーティーへの招待状が届いた。よかったね。でも、たいへん、パーティー会場は遠いフロリダ。……よかった、友だちが飛行機を貸してくれた。でも、たいへん! 飛行機は途中で爆発。……よかった、飛行機にはパラシュートがついていた。でも、たいへん! パラシュートには穴が開いていた。……よかった、下には柔らかい干草の山。でも、たいへん! 干草の山にはとがった草かきが……。
カラーページの「よかった!」と、モノクロページの「でも、たいへん!」が交互にやってきて、「運のいい」場面と「運のわるい」場面が劇的に展開されます。
スリルがあって子供心にドキドキした記憶があります。
こういうのを七転び八起きというんでしょうか。
運のいいときも、悪いときもネッドくんはパーティ会場に行くアクションを
し続けているんですよね。 見習いたいです。